廃墟化した放置空き家の取り壊し

この物件は土地の所有者が白南風一帯に土地を有する地主であり、建物の所有者もまた建物を建てて家を賃貸に出して不動産収入を得る業者という複雑な権利関係にありました。地主も建物の所有者も高齢化してしまって、建物の所有者は病に倒れており更地にして土地を地主に返還することが困難に陥っていて、地主サイドとしても廃墟がある土地は転売もできずに話しが進まない状況にありました。

本来であれば賃借人である建物所有者が廃墟を取り壊す義務がありましたが、経済的にそれが果たせないということだったので、廃墟で迷惑している近隣住民が所有権の制約を超えて安全確保のために建物撤去を敢行したという事例になります。

地主側としては土地が更地になって戻るなら誰が取り壊しても構わないとのことでありましたので、建物所有者から念書をもらったうえで廃墟の取り壊しを進めました。

更地化した土地は転売されて今では新しい地主のものとなり、月極駐車場として活用されています。