この空き地は白南風町ではありませんが、会員のHさんが数年前に相続された土地です。この不動産に対するHさんのご親族の想いがとっても強いことはお聞きしていたので、雑草で覆われている状態は残念だったので、田中さんが草刈りをするという形で関与していました。
Hさんは東京在住なのですが、東京生まれのHさんの子供さんもこの土地に家を建てるとかのお考えもなく、かと言って、いますぐに売却するほど割り切った決断もできないという状況にありました。誰か有効な使い方をしてくれるような人を探してくれる人はいないだろうかというのが、Hさんの思いでした。
当初は佐世保市内の不動産会社に利活用に向けた仲介をお願いされたのですが、所有者であるHさんの思いを実現するような動きをしてもらえなかったとのことで困っていました。
Hさんの空き地の近くには耳鼻科があって、私は喘息とアレルギーの治療で10年以上前から月に1回は通院してきました。ここの耳鼻科が人気があっていつも病院の駐車場が満車なので、僕はHさんに承諾を得て耳鼻科に来たときはHさんの空き地に車を停めさせてもらっていました。
2年ほど前に耳鼻科の先生の敷地内にお弁当屋さんが開業されて、耳鼻科と薬局の前の道がお弁当屋さんのお客さんの車で駐車されるようになって混雑しているのを見て、Hさんの空き地の有効活用ができそうだなあと思いながら通院していました。
そこでHさんが営業を依頼した不動産会社との関係がうまくいかなかったことを聞いて、田中さんと私で耳鼻科のお弁当屋さんに営業をかけてみようと提案しました。
飛び込み営業というのはタイミングが全てですので、会えるか会えないかもそうですが、相手が話を聞いてくれるかくれないかも運次第です。たまたまこの日はマルシェのオーナーに会って話すことができ、Hさんの空き地に対する思いも伝えることができました。その後にオーナーさんから電話がありまして、条件等を知りたいというお話でしたので、一度Hさんと直接会ってお話ししてみませんんかということで話がまとまりました。
Hさんが東京から佐世保に来た際に、Hさんと田中さんと私の3人でマルシェを訪問しました。マルシェのオーナーがHさんの高校の後輩にあたるなど話も弾み、いい手応えを得て、Hさんとオーナーさんは連絡先交換もされてこの日は別れました。その後、話は順調に進んで、今はHさんの空き地はマルシェのオーナーさんに活用されており、この地域が明るくなった感じがしてとても嬉しく思います。
白南風町では地主と住民の間で利活用に向けた動きがなかなか進展しない状況のなかで、今回Hさんの空き地の利活用について、地主であるHさんもマルシェのオーナーも、お弁当屋さんの利用者もみんながWIN -WINの関係で話がまとまったのは、研究会の活動をするうえでも自信につながりました。市民活動って有意義なんだなって初めて実感することができました。

