まち再生の拠点になる
理事長 田中満雄
【佐世保港に近い坂の住宅地】
白南風町は佐世保市を代表する坂のまちです。この地域は佐世保駅から10分前後で歩いて行ける港の見える美しい住宅地域でもあります。
【ステータスの高い層が住む】
120年前に日本海軍が佐世保の地に街づくりを始めました。その住宅地となった白南風町とその周辺は、眼下に職場があって、住宅と職場が身近な地域でした。人の集まる社会的ステータスの高い層のまちとして知られるエリアでもありました。だが、「車社会の時代」に入ると、力のある住民は少しずつこのまちから出ていき、そのステータスも失われつつあります。
【周辺の地域への都市整備の転換】
ここに住んできた人たちは、快適に生活していける環境を整備し、行政にもその支援を求めてきました。佐世保市に限らず全国的な動きなのですが、都市の周辺整備を優先させるものでした。今では坂道居住者に対して、「好きで住んでいるんでしょう」と政治家も行政の担当者も皮肉交じりに発言し、再生事業の先送りにしています。
【タブー視されている坂のまちの課題】
使いにくいまちの事情を行政担当者に問いかけると、また「好きで住んでいるんでしょう」という言葉が返ってきます。加えて、その再生意見は「町内会参加の全住民一致した考え方なんですか」と問われてきました。佐世保では坂のまちの問題はタブー視されており、考えることも語り合うこともしない人が良識ある人だと見られるようになっているようです。
【何とかせんばいかん】
させぼ山手研究会は、タブー視されている佐世保市内の坂のまちの問題を取り上げます。市民、政治家、行政担当者等が坂のまちを「なんとかせんば」と気づいてもらい、まち再生に向けた道筋に繋げたいのです。
【発信基地としての3宅地】
その思いをのせて、させぼ山手研究会は再生モデルとして、白南風町を対象に活動を開始することとしました。私たちの事務所の旧指山邸、瀬尾宅地、穂刈住宅の3つの所有地を中心に坂のまちにふさわしい地域づくりの発信基地とします。地域の人々の率直な意見や地権者の想いを拾い集め、坂の問題に理解をもたれる方々を募り、いつでも議論いたします。私たちは佐世保の優れたこのエリアを新たな名所に仕上げる動きの先頭に立とうとしている
のです。
【新しいムーブメント】
まずは地域の人々が集まりやすいことが必要です。地権者の方々が訪ねやすく、ものを申しやすい、そんな場所づくりを目指します。坂のまち佐世保の復活を望むためには、住民、地権者が一つになる必要があるのです。
